北新地ビル放火

 朝日新聞(22日朝刊)にこの事件に関しての京アニ事件の犯人を治療する医師の記事があった。もう11回も手術しているらしいが、治療に対しての否定的な書き込みなどもあるらしい。
 かって開高健が「アイヒマン裁判」の傍聴記で、死刑判決を下したイスラエルの裁判所に対して「異議」を唱えていたことを思い出した。開高は「この歴史的な犯罪者を死刑にしてはならない、この犯罪者を生かすことで残忍な歴史犯罪を見続ける」と言う風な内容だった、と思う。
この京アニ犯人の医師も「彼を生かし続けることで多くの死者へ向き合うことをさせたい」と言う風に述べている。被害者の家族の心情を思うと複雑な事ではあるが、「死刑にしてしまえば終わり」ではないと思う。

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