けだるさとさて、と   

 二泊三日、400kmの旅を終えて、しんどさと少しの空虚感のなか、日常はいつしか身体に張り付いた皮膚の様に戻り、さてウォークに行くか、との今であります。
 メンバーと会ったのは1年半前だから、老いたる日々は間違いなく進んでいる訳です。
 70代ともなると、老いの進んだもの、なんとか維持しているものとの差が広がり、また生活、旅、友人に対する考え方も変わって来ます。それは仕方ないことです。老いに対する、死に対する、家族に対することも違って来て当たり前です。
 まあただ、たまには旧友と会い、昔話しや馬鹿話をすることに不都合があるわけはありません。人生は意義あることばかりで生きてはいけない、いわば無駄の中の泥田の中に小さな生き物を見つけるようなものです。無駄こそ人生なんです。

若いやろ
と思うあなたも
立派な老人

牡丹とて
枯れ落ちくれば
ただのごみ
尚里


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