蝉二題

 夕方、撒水をしていたら庭先にモゾモゾ動いてる虫がいる、蝉の幼虫と言うか親というのか、蝉は早朝に土から出て脱皮するはずだね。おそらく寝惚けたセミなんだろう、早く出すぎたんだね、7年8年も土の中にいて、少し早く出過ぎたんだね。

紅葉の木に水を遣ると、蝉が数匹飛んで出た、また水を遣るとまた数匹

「コラっオッサン何しよんどい!折角午眠をたのしんどんのに!」と。

「どうもセミません」

蝉は多分、土の中が人生ならぬ蝉生なんですね、外の世界は付録なんです、まあ「老人ホーム」ですやろね、だから泣いているんでしょう!

赤木文彦の「蝉セミなー」でした。

今からウインク球場へ!

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