「親愛なる同志たちへ」b

2020.ロシア、アンドレイ・コンチャロフスキー監督



 この映画を見ようとしたわけでなく、「コーダ、愛の歌」を観たあとで、五時までに終わる映画がこれしか無かった。
 1962年フルシチョフ時代の実話を元にしている。ロシア南部の小都市で起こった話。機関車工場で起こったストライキを弾圧する政府、とKGBのある男、そしてシングルマザーの市政役員とその娘、国家への忠誠と娘への愛が両立しない社会主義。「スターリン時代が良かった」と言う主人公、驚いた。
私達はロシアを知らない、いやロシア人を知らない、体制の違いから言えば同じでも、中国人はまだ理解できる、やはり同じアジア人だからなのか?
 観客は同世代が多かった。その人たちは「今のソ連」を知りたかったのだろうか、少しでもこの映画から。

「コーダ、愛の歌」から10分ほどで観た映画、「ぜんざい」を食べた直後に「辛子ラーメン」を食べたようなもの、だった。

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