ミサイルと戦争

 半島の国から毎日のようにミサイルが発射された、と画面に速報が出る。交通事故のニュースのように、何処かで雨が降っていると言う天気予報のように驚かなくなってきた。
 バフムトで戦闘が激しい、キーウ近郊でミサイルが民家を直撃で三人死亡、もう驚かないし、悲しみの家族の映像にも涙腺も鈍感になってきた。このようにして悲しみや怒りや衝撃が薄れていくことで私達は悲劇に慣れてきて、大きな声もあげなくなって、起こるがまま、あるがままを否定も反論もしなくなってきている。やがてこの星が真っ赤に燃え尽くすようになるまで気付かないのかも知れない。14〜5時間あればこの星のあらゆる場所に行けるようになったのに他の地域には関心が薄くなりつつある。勿論、毎日悲劇に泣きくれてはいられないが、人類の心性、心的構造と言うのはうまく出来ているのかも知れないなあ!うまく、と言うのは忘れてしまえる、てことかな?

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