JUDOと柔道とオリンピック

 かって柔道高段者で企業のトップの講演会が大阪本町であった。講演会の内容はまあまあだったが、その後の質疑応答で私が「柔道がJUDOになって日本は弱くなった、競技として変わってしまった」ような質問を紙に書いたら、採用してくれて彼は「強いものが勝つのです」と言った。昨日の60kg級を見ていて「待て」との声でも締め技を続けたスペインの選手に日本人は負けた。ボクシングでいえばレフェリーがストップをかけた後パンチを打ってノックアウトになったようなものだ。
 勿論審判の不手際だが、柔道が国際スポーツになって30年、国技古道であった日本の柔道が外国人にわかるはずもない、最近はしぶとくなってきた日本の柔道だが、駆け引きとかずるくではなくきちんと技で勝って欲しいと思う。でないと"柔道"はなくなってしまうだろう。柔道では"おちた"だが腑には"落ちない"判定だった。

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