私の周りの老人達に  


 私の周りには知人、友人、近隣、と濃淡は別にして多くの独居老人がいます。これからの生活に万全な人も居ますが、それなりに不安もある人もいます。病に堕ちた時、怪我をした時、介護が要るようになった時、息子、娘が居る、金が充分あるから高額な養護施設に入る、いろんな対策、用意がしてある人、まあなるようになるさと思っている人、しかし兼好法師が喝破したように「死は後ろからやって来る」のです。これは万全の用意が出来ないてことです。ふとやってくる、てことです。どんな準備をしていても不意に予想とは違う形でやってくるのです。だから?
勿論いろんな用意、準備は必要ですが突然、不慮の生活の激変にも耐えうる心を養っていかなければなりません、まさしく
道道無常道
天天小有天
です。

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