真山仁「ブレイク」読了

 311以降、原発の危険性が糾弾され稼動停止が多くなった。電力は風力、太陽光と自然力利用に舵を切った、もう一つ「地熱発電」が主役となる、という小説だ。今この発電がどれほどのモノになっているのか私は知らない。地熱発電には多くのハードルがある、温泉への影響、国立自然公園の中に多くの候補地、投資へのリスクなどなど。しかし、私は作中「防衛、災害、食料、エネルギー」問題が私を含めて多くの国民が呑気である、と言う指摘に首肯いた。はて、これは?一つは島国、一つは単一民族、それと今までなんとかなってきた、いや酷いことに何ともならなかった(ドンガラの御一新、敗戦、被爆、1.17など)からかな?と思った。単にお前の所だけやろ!と言われそうだけど。
「ブレイク」は2022年の連載だが、時の総理大臣がスキャンダルで退陣、政権交代か!となっている、なぜか現代の状況と似てるかもしれない。

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