冬の陽

 冬の陽が差し込む縁側。
 夏は陽が高いから差し込まない。この少しの陽当たりが気持ちいい。河崎秋子の「介護者D」を読んでいる。彼女の新刊も予約していたのが入ったから早く読まなければならない。アラフォーの彼女は北海道出身である。筆致というか文体が私には合う、まあリズム感が合うというか、心地よい文章の流れである。小説、音楽、女性、やはり合う合わないがあるよね。しかたないよね。
Dの意味は小説の中ごろでわかるが、この主人公の三十路の独身女性に私はある女性を想像してしまった、詳しくは書けないが、姉、妹、介護の要る母親と主人公とは少し環境はちがうが、ある女性の家族の難しさ家族への恨みを想像した。

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