三左衛門堀逍遥学派  4〜

 いつもの路を歩きながら考えた。
 私達は髪が白くなり、歩幅が狭まり、トイレが近く耳が遠く目がたわけになってくる、歳とともに。
 友人が入院し、家人が手術になり、寒さがいつもより身に沁みるようになる。しかし、これはこれでいいのだ、次世界(あるかないか)への心の準備、あらたな悲しみへの習いとなっているのだ。
 あの浦島太郎は「ドラゴンパレス」での酒池肉林、飲めや歌えの日々で歳月の流れを忘れたために、現世に戻った時に、対応出来なかった訳だ。今の凋落、衰退は我々に「覚悟」を与えてくれてる訳だ。
学友諸君! 老いを愛すべし、とまでは言わないが老いを歓ぶべし、である。
若き人への倣いとなれば、、、

コメント

人気の投稿