整理をする日々 48+3


 最近やたら家人が晩年父母が住んでいた部屋の整理をしている。古い衣服、書類、寝具などを要不要に分けて捨てたり場所を変えたりしている。今朝は大きなテレビ台をのけて欲しいと頼まれた。中には古い領収書や家計簿や記憶のためのノートが出てきた。2007年の家計簿を見ると、まだ母親はしっかりしていたが年末あたりには字が見にくくなってきている、認知症が出てきたころだ。
 古い封筒に入った「臍の緒」が出て来た。私の名前が書いてある。昭和◯◯年12月22日生まれ、と書いてある。私の戸籍には12月24日生まれとあり、私もいつも12月24日生まれだと公言している。しかし、どこかで「実は」22日生まれだったことは知っている。いつのまにか24日生まれと私と母とで決めたことも朧げながら覚えている。しかし、生まれてすぐの私に出来たかな?まあ戦後のどさくさだからね、加賀の友人は1年遅れで役所に届けたから、私より一年後輩になってしまったなあ。
ボロボロの封筒のその中にもう一つのボロボロ封筒に入っていた。母親が他界して12年になるなあ。

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