夢の中に   k


 夢のような時は
すぐにおわり
空寒い日々は
とめどなく続く 
何も無かった日々と
深いため息の日々は
交互にやってきて
溜め息と咆哮を
繰り返す

忘れさせてくれないのは
誰のせいでもなく
誰のおかげでもなく
無実の夜が
続くだけ
それは誰もが
知っているのに

やがて波に
消される
名前のように



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