「病に堕ちて」その後


 事実と空想と希望、このモチーフで前篇は完成した。ロケーションは大久保、入院、罹患、あらたな罹病、そしてナースとドクターが登場する、いつものパターン。halfserious.halftrueの物語の私小説は後編に続く。後編も4分の3は書いた、あとのクォーターで筆は止まってる。何故か、結論が決まらない、いや決まってるが過程の連絡が上手く行かない、不自然なのだ。老いらくの恋、愛欲の限界、余命の見極め、が後編のテーマだが、喉元まで出たかっている言葉が出ないように出てこない、その結論の微細が。何回もPCに向かうがあとの10ページが書けない。書けないのは自分が見極めるべき終末が現実と重なるためだ、と分かっている、終局への自作自演の戯曲が重荷なのだろう。さてやはり終えてしまおう!筆の赴くままに。

コメント

人気の投稿