沢木耕太郎も老けたな

 夜の報道番組に彼が出ていた。若い時の刃先の鋭い日本刀のような容貌が消えて、それこそ市井の好々爺のような顔相になっていた。彼は私よりひと月ほど早い生まれである、つまり同い年だ。大越健介に答えている内容も数々のヒット作を刊行した人とも思えないようなものだった。まあ何かを成した人だから言えるのかな、とも思った。一部は首肯できるが、いや違うやろと言う部分もあった。しかし「天路の旅人」のように対象に対しての執拗と言うか、その執念、根気は間違いなく一つの才能であり、また文才もある。彼の著作は殆ど読んだ、しかし「春に散る」は全く知らなかった。もうすぐ読める。

本文とは関係ないよ!


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