映画「黒い司法0%からの奇跡」


( 2019.アメリカ映画)
 映画「二人の女王」(16世紀末、イングランド王エリザベス一世とスコットランド王メアリーの争い)を観てサンバルテルミーの虐殺を思い浮かべ、カソリックによるプロテスタント信徒の殺害が、嗚呼、神は一つでないのか、いや二つも三つもあるとして神は異教徒を殺せと言うのか、と思った。
 そしてその思いは、この映画「黒い司法0%からの奇跡」を観てその意をまた強くした。無実の黒人を死刑から救う黒人弁護士の話、1980年代の実話である。南部アラバマ州で実際にあった話しである。司法取引で嘘の証言をした白人の重罪者が再審請求の場で、前回証言を覆し、証言は全てウソ、嘘の証言を強要されたと証言する、最後は地方検事が良心に目覚めたのか、起訴を取り下げると言う実話をもとに映画化された。
 BLM運動が昨年大きく躍動したが、30年も前の話が、今でもまだまだ現実である。黒人も白人も宗教があり神を信じているのに、何故無理矢理犯罪者にしてしまうのかわからない、私は理解できない。汝の敵を愛せ、と教える宗教は汝の敵を殺せと何故なってしまうのか、人種差別は未だに厳然と存在し、未だに悲劇を繰り返している。神は何を教えているのか、何処に導いてくれる?と考えてしまう。

(この文章は当初私が書こうとした方向と少し変わってしまった。それだけ私の表現力が未熟と言うことだ)

アメリカの人気テレビドラマ「ハウス オブ カード」で夫の後、大統領に就いたクレア・アンダーウッドは「この世の中は敵か味方だけだ」と言っているが、、、、、
ハウス オブ カードについてはまた後日に!


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