作家論あるいは   ..

 「作家論あるいは創作論」
作家は自らの創作物(小説)に責任はある、しかしそれを読書がどう読もうとあまり責任は感じないのではないか、と。勿論、商業的には人気が出て広く読まれる方がインカムが多いし、出版社にも喜ばれる訳だから売れるに越したことはない。太宰治が「お金が欲しいと思って書くと良い本が書ける」と言ったとか言わないとかあるらしいが、、、  
 彫刻家や画家、まあクリエイティブな仕事をする人は概ねそんな考えではないのだろうか。勿論、村上春樹もそうだと思う。でないとあんな小説を書けない、もし彼の小説がベストセラーになると思って書いているなら天才か怪物だと思うよ。

 また、例えば「騎士団長殺し」なんかを読んだ一般の読者が感動した、などと言うなら僕は全く自信を無くすだろう。何の自信?かと、それは人生観だよ。

(ある友人が「1Q84」を読んで村上春樹論を展開していたから、それに答えて)

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