コロナの教え

 武漢の方方さんの「文明国の秤」は私達に改めて文明のあり方を教えてくれた。いつも言ってるように「中国人」全てを野蛮人のように言うべきではない、と言うことと同時に(国家と国民は同じではない)。
 コロナ禍で我々は現代の文明の脆さと危うさを目に見える形で知ることになった。ある生物学者はこのようなパンデミックはこの先10年に一度くらいやって来るかもしれないと警告している。また、非民主主義国がこの世界的混乱に乗じて増えて来ているそうだ。アメリカを見てもわかる様に、人々は必ずしも正義や正道を尊ぶわけでは無い。文明は外からは壊れない、中から壊れるのは歴史が証明している、かっての王朝王国が内部の腐敗から崩壊していったように。圧政の元にはその圧政を支える、そのことで利益を得ている支配層がいる、それと無知なる大衆がいることを忘れてはならない。ナチス、クメールルージュ、歴史の汚点を再び増やしてはならない、しかし、人間の本質は変わらない、差別主義、国益主義、民族主義、などすでに足下に迫っているのではないか、我々が惰眠を貪るうちに、、、、、
これはナイトメアではない、迫り来る悪夢からの解放を啓蒙しなくてはならない、と老人は呟く。

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