「スパイ達の遺産」その2.


350ページほどのハードカバーだけど、130ページを読んで、あとは明日と、しかし寝られないから、その後も読み進み、また深夜読み、3時ころ読了した。

フランスのブルゴーニュ地方、ロンドンのピカデリーサーカス、スコットランド、東ドイツベルリン、など全く知らないから彼独特の地域紹介などその表現を評価のしようがない。物語はよく分からず、しかし、それでも、最後まで読んでしまう。

 と言うのは、例えば、亭主の居る夫人への愛とか、彼女の家庭生活が分からない、いや分からなくていいがその夫人を好きになってしまった中年男の様に 、なんでもいいから好きなんだ、と言うように、彼の小説は面白い、分からないけど面白い、そう言えば「99億の女」と言う韓国TVドラマは39歳の薄幸の女、財閥令嬢の同級生、ヤクザ、金貸し、正義漢の元警察官、薄幸の女のサイコチックな旦那、と盛りだくさんの登場人物、プロット、紆余曲折がふんだんにあるが何故か軽い、面白くも無いと思うのは私の偏見だろうか。

「スパイ達の遺産」には残念ながら、あのジェリーウエスタビーは出て来ない。彼が彷徨し、あのリジー・ワージントンを愛した香港が懐かしい。


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