お城帰りの話し

 図書館帰り、いつもなら東高前からパスに乗るが今日は野里門から乗った。車椅子の女性が居て運転手が対応した。電車なら何回か目にしているが、バスでは初めてだ。待ってる方がいいのか、と思ったが他の客が先に乗ったから後に続いた。私が座った席は車椅子固定のスペースで慌てて席を立った。走り出すと運転手がマイクで話しだした。「車椅子を無視しようとした訳ではない」みたいな内容だった。しばらくしたら無線で他の運転手と話しだした。つまり、次のバスは所謂ノンステップバスで車椅子を乗せやすくて、運転手が「私のバスで」と言ったのだろうね。このバスはスロープを出すタイプだったのだろう、と想像した。駅北に着いたら抜いたバスが止まっていた、そのバスはステップの低いバスだった。私は無料券でもあったから「ありがとう」と思わず運転手に言った、お疲れ様とも言いたかったがそこまでは、と小糠雪の中に降りた。

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