鎧をつけんと欲す  1608


 人は変化に対して「鈍感」と言う鎧をつけることができる、と言うか鎧をつけたがる、と言ってよい。それは今の生活に80%満足しているか、そうしていると思って欲しい時にそうするのだろう。あるいは、もう変化したくないと思い始めているからかも知れない。対局にはじっとしているのが嫌な人、絶えず変化を求める人達の群れがいる、と言えるかもしれない。私がそのどちらかに属しているから、だから片方を弁護すると言うのではなく、そのどちらに属していてもそれは絶えず流動的であることを忘れてはならない。人はそんなに簡単に安住することが出来ないのだから。生きている限り、対人、対物、社会的関係の荒波に晒されているのだから。

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