戦評


  こちらを向いてるのがサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)だ。
 柔道だと、組んだ途端に相手の力が分かる、この相手は自分より強いと感じたら、そのためにどう動くか考える。チャーロも第一ラウンドに構えた時に「ああカネロ(リングネームで赤毛と言う意味)の方が強い」と思ったはずだ。二回級上、つまり6kgの差があるからチャーロは減量に苦しむことはない、しかし、逆に重くなることで動きが鈍くなる、こともある。だが試合は圧倒的なリングジェレーションシップでカネロ・アルバレスの判定勝ち、8ラウンドにダウンも奪った。試合前は6対4の予想だったが終われば9対1の差だった。カネロは13歳の時は自転車でサトウキビを売っていた。今やスーパミドル救急の4団体チャンピオンでファイトマネーは20〜30億かな?スポーツ界にはこういうシンデレラボーイが多いが、例えばマニー・パッキャオ彼もフィリピンの貧民の子、特にボクシング界には多い、テニス界ではあまり聞かない。殆どのスポーツが天性の才能が開花した選手だが、勿論その努力は我々の想像を超えている。しかし、パンチ力と言うのは努力、練習だけでは会得できない、天から付与された物だと思う。

コメント

人気の投稿