JR大久保駅、その昔

 駅周りが今のようになったのは、25年以上前だと思う。駅を南に出ればマイカルがありシネマがあった、今はイオンシネマになっている。北に出れば国道二号線に出るが、そこを東に少し行くと軒下暖簾街があった。駅が綺麗になってからも暖簾街は続いていて、まあ知る人ぞ知るの店ばかりだ。そこに「訳の分からない中華屋」があった、カウンター8席ほどの小さな店で、おじさんは日本語があまりわからず、時々カントン語で母国に電話していた。ある日「フライ麺」を注文したら階段の下の奥の方から麺を出してきた、出来上がったらやはり心配した通りで、麺に油が回っていてとてもじゃないが美味くなかった。それでも懲りずに何回か通ったのも、そのおじさんの人の良さそうな笑顔のせいだった。 さて、もうないやろなあ、しかし9日に映画の後か先に見に行こうと思う。もしあれば注文は、勿論、フライ麺に決まっている。

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