悪夢ますます


 ますます悪夢は続く。
A君と知り合いの居酒屋に深夜に行った。彼は急用だと帰って行く、一人で酒を飲んでいると、アベックが入って来て、空席が沢山あるのにわたしの隣りに座った。女性が梅干しを残しているようなので、わたしが箸でつまんで食べようとしたら「あっ今から食べようとしたのに」とその不細工な女が叫んだ。男がぶつぶつ言うから「じゃ新しいのを頼んで」と僕は言った、また全ての揃ったトンカツ定食が出てきた。女はさっき食べたはずなのにまたバリバリ食べ始めた。お勘定と言うと、あのトンカツ定食は3500円もした、我らの分も入れたら12500円になる、13000円しかなかったがかろうじて足りた。タクシー代がないから歩いていたら、大きな斑らの無いポインターみたいな犬が頭に餌入れのお椀を被って走り回っている、危ないから脇道に逃げ込むと道が分からなくなった。いつのまにか鉄道の下の小径に入り込み狭くて狭くて体が動かなくなった。     目が覚めた。知り合いも何人か出てきたがどうしてこんなシュールな夢を見るんだろう?何か心に闇があるのかしら!   悪夢だった。極めて嫌な悪夢だった。
いくらフロイトでもこの夢の解釈はなかなか出来まいやろ。

深酒に
寝覚め良くない
秋の朝
尚里

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