沖縄慰霊の日に


 我が街の「浴衣祭り」の日、沖縄戦終焉79年の式典が行われている。20数万人がこの戦いで亡くなった。敗戦が分かっていながら、大本営は戦争の長引くことを沖縄の人の犠牲のもとにたくらんだ。そのことが本土の焦土をいくらか遅らせたのかもしれない、その代償は大きい。沖縄へは数度訪れた、平和の礎、ひめゆりの塔、戦争の記念の跡は訪れた、が今ほどの感慨はなかった。壱岐対馬、礼文利尻を訪れ離島国境辺境の地の悲劇を見てきて、やはりもう一度沖縄を訪れたい。最後の激戦地糸満が今どのように目に映るか、どの様に心を刺すかを見届けたい、それは遅まきながら、無知の反省として。いや、無知ではない既知ながらの意識の低さとして。

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