街道をゆく

 「珠玉」開高健を探していたら、見つからず代わりに「街道を行く」(14.南伊予、西土佐の道)が見つかったので、読み始めた。昭和56年刊で雑誌連載が同53年からとある。今は西予市となっている南宇和郡宇和町や野村町に出張でよく行くようになったのはもう少しあとだと思うが、この辺りにはよく行った。宇和町卯之町の旅館が作中に出てくるがよく泊まった旅館だ。本は松山から砥部、大洲、そして卯之町へと話は続く、面白いのは今まで二回は読んでいるのに、こんなところがあっだ、とかこんな歴史があったと感心することだ、もう忘れたのか、当時は気にしなかったのか、温故知新、また新しい発見があるのは古いからだろうか、良い本だからなのか、また最後まで読んでしまったよ。徳島県と愛媛県には縁があったね。徳島、阿南、木頭村、高知、野村町、卯之町、大洲、松山、東予を巡る、そして高松から瀬戸大橋を渡り帰ってくるコースも悪くない。

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