最後の夜

 岡大の実習生がカップラーメンを食おうとしてたから、チンご飯とカレーを食べたらいいよ、と言った。彼は２０歳で我々には孫の歳、屈託のない彼は「じゃいただきます」とうまそうに食っている、ビールも飲み、家族や教育の話をした。若いと言うのはいいね。彼は中学校の教師になるらしい。

さて我々の旅も終わりに近くなった、旅は飛行機に乗ったら半分おわり、車の旅なら旅荘に着いたら半分終わり、二泊三日はあっと言う間だったなあ！もう五回は来たろうか、この山荘ももうくることは無いだろうね。

　朝早く若い女性が来た、黒のボトムに白いワイシャツ、やはり教育実習生だそうだ、我々が出ていき若い二人が残るこの山荘は「若楽山荘」に変わる。