司馬遼太郎から

 司馬遼太郎の「明石海峡と淡路みち」の中から少し紹介しよう。
『国家と言うのは宗教団体と同じく神秘性と呪術性を持ったものだが、宗教団体とやや違うところは宗教団体が近代になって近代人の思想と調和すべく過度な神秘性や呪術性をより薄味にしたのに比べ国家は逆にそれを濃くしたところにある』
この辺りの喝破というか見極めが凄いね!
こういうところが安心できる、ところかな?
それに古代から近代の圧倒的な知識の累積がもたらす歴史認識への安堵感かな!

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