夜食

 「食事は減ったね」

「というか、夜、深夜、2、3年前ならラーメンとかウヰスキーとチーズとか、そう言うの全くしなくなったね」

「まああまりエネルギーが要らなくなったのかな？」

「晩飯も食べなくなったね」

「だから、痩せると言うか太らなくなったよ」

「旅が終わりに近づきつつあるのかな？」

「死を意識するなあ、と友達と話しし始めたのはもう5、6年になるよな」

「まあそうして、覚悟が出来ていくのかな？」

「うまく出来てるね」

「うまく、かな？」

「今日はお粥にして」