S堂へ



 何げなく行ってしまった。一階は開けてあったが、2階は10時からと、どちらか言うとつっけんどんに言われて時間を潰した。10時5分に店へそして二階へ、小柄な店員が居た。ここには偶に寄る、壁紙みたいな紙や文具を求めて。 
「あの花を包むような薄い、向こうが見える絽のような紙あります?」
「ドライフラワーを包む、、」よく聞こえないが、多分、生花は薄い紙では無理だ、と言うふうに聞こえた、そしてこの人、絽てわかるかな?とも思った。通じたのだろう。
「3階へ」と、3階にはその絽のような紙は2〜300はあろうかと思える棚があった。無地から模様入りからグラデーションみたいな色、色もそれこそ色々ある。結局、最初に触れた黄色いそれに決めた。一枚210円、2枚買った。
消え入りそうな声で
「ありがとう」と聞こえた。この店はたしか子供時代からあった老舗と言えるだろう。いつも、この店で保つのかと思う、
が大きなお世話だろうね。



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