いい夢を見た その3




 夢は希望の実現である、というと「それは違う」と多くの人が言う。全く嫌な夢をよく見る私も異議はない。 しかし、フロイトは「嫌な夢でもそこに隠された希望を読み取るべし」と書いている。うんうん、なるほど、すると一時私が頻繁に見ていた悪夢、この欄にも書いたが「友人達が私を置いて、小舟やバスで立ち去る」夢は、つまり、私は本来一人になりたかったのかも知れない、その真意を隠すために、私は悲しそうな顔をしていた、のかもしれないとなる。夢の中で一人で岸壁や無人の荒野に残されたのは、私は彼らが去って「歓声」を上げたかもしれないわけだ、ただその前に夢が覚めただけだったのかも、しれない。

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