アフガニスタンの子供を

 「アフガニスタンの子供を救え」ドイツの民間団体の活動。タリバンが政権をとって、欧米の援助禁止、資金の凍結で国民の半分が飢餓状態、この冬、5歳以下の300万人が餓死するかもしれない。内戦で傷ついた子供は治療を受けられず、右目が火傷の為閉じれない、右手の指が溶解している子供、左足の骨が剥き出しの子供、両足の無い子供、栄養失調で目だけが大きく開いた幼な子、正視できない子供達の惨状、しかし、私達は何もしないし、出来ないし、しようともしない。世界の全ての不幸に目を向けても、無力感か無視かしかない。
 つまらない文章を書いたり、飲み屋でクダを巻いたり、悲惨に気に留めないでも生きていける。そしていつかアフガニスタンを忘れている、次にドキュメンタリーを見るまでは。私や我々には責任は無い、いやある、見過ごすことが平気でいられること、この同じ世界で生きているというのに。
 ドキュメンタリーの終わりに、老婆が「孫を二人売った、金がなくて食えないから15歳20万10歳15万円で」と。

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