人は一筋なわでは

  
           (姉妹)
 ほんとうは優しくしてあげるところなのに、冷たくあしらう時がある。憎んでいるからか、そうではない愛しているから逆に冷たくしてしまう。愛情と憎しみは裏表なのかもしれない。自分と同じ心情で同じ風景を見てほしい、しかしそうはならない、違う場所違う風景を見ているのが分かる、それが家族なのかもしれない、、、、ましてや他人なら、どんなに愛していても同じ風景を見ることはない、と「姉と過ごした最後の夏」は言いたかったのか、と後日考えた。
 最後に渡された封筒には、母親の形見の指輪だけが入っていたのだろうか?私は手紙が、姉からの最後の別れの手紙が入っているものだと思い込んでいたが、、、レビューに投稿したけど、感違いだったか、いやその手紙で「腑に落ちる」と期待したのだろう。


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