「最後の決闘裁判」 ④


  昨年末に劇場公開されて、観に行くべしと、ところが早く公開が終わったのは、恐らく人気がなかったからだろう。しかし、早々とWOWOWでやってくれたよ。
 リドリー・スコット、マット・デイモン、ベン・アフレックの強力3人組が監督、主演、脚本、プロデュースしたのに、だ。14世紀のフランスの騎士、従騎士、公爵領主らによる騎士の妻との三角関係が決闘によって正義が決まる、と言う今の時代に合わないテーマが原因だろうかな?若者は簡単な勧善懲悪を望み、中年はもっとセクシーさを求め、老人はロマンを求めているからこの映画の高尚さがわからないのだろうね。
 マット・デイモンが黒沢明の「羅生門」に感動してこの映画をやろうとしたらしいが、黒沢明に負けた、とも言えるのだろうか、、、私は面白かったが、さて、じゃ、誰が本当の正義なの?と聞きたくなったね。この時代では「強姦」では子供が出来ない、とかエクスタシィでないと子供が出来ないと信じられていた、らしい、これが面白かったね。

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