罪と罰も、もう終わり

 ご存知のようにドストエフスキーは「賭博者」で書いてる様にナッツな賭博常習者である。印税の前借り始め、ロシアの産んだ文豪であるのに奥さんも見放すほどの道楽者だ。「罪と罰」のラスコーリニコフにもその影が描かれている、だろう。どうして殺す、どうして自首する、ここがドストエフスキーの化身としてラスコーリニコフが描かれているのだろう。当時のロシア、農奴制、ツァーリ、ドイツ人との軋轢、19世紀後半のロシアは貧しいごった煮のスモールワールドだったんだなあ!言わば今日のロシアの源泉がある、と言ってもいいだろう。

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