サビ管  (ⅩⅨ)



 水道管の検査ではありません。

「広畑の方で障害者施設を立上げる人がいて、サビ管が要るらしい」女
「サビ管、懐かしいね」
「どなたか知らない?」女
「上郡時代ならいたけどね、ほらあの人の会社さ」
「ああ、よく覚えてないけど居たね」女
「もう会社売ったはずだけど」
「よく知らないけど、もう無いでしょう?」女
「僕も聞いた話だよ」
「まあ、知り合いが居れば教えて」女
「期待しないで待って」
「じゃあね」女


たしか、「髪」と言う裸婦ですが、ルノアール風の堂々たる体躯でした。美術館前です。

    芸術を
    ふと感じた
    冬の朝

     尚里

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