吝嗇としまつや

 しまつするの語源は?と調べたら、勿論始末するから来ているが、節約することと言う意味に転意した理由はわからない、しまつ=節約とわかるのは関西人だけで関東のひとにはわからない。吝嗇はケチの当て字としても使われるが、「しまつ」よりは悪い言葉として聞こえる、じゃケチの語源は?怪事(けじ)から来ているそうで、怪事をつける、まずいことが起こるからケチをつけるとなったらしい。
関西といっても播磨と摂津あたりも違う言葉が沢山ある。学生の頃「あの本払(はろ)うてな」と言ったら相手は「なんぼ?」と聞いてきた彼は神戸の人間、播磨弁では本なりを貸して返して欲しいときに「はろうてな」と言う。これが岡山あたりでも使うのかは試したことがない。
「してまいよった」と言ったら、家人が「したのか、してないのかどっち?」といまだに聞かれる。播磨弁も相当難解な方言のある言葉の部類ではないだろうか、と。
(注、西村賢太は芥川賞作家だった、失礼しました)

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