吉行淳之介

 吉行の小説に"今日は体調が良いから千葉に車でカイロプラクティックに行く、車を運転するとアドレナリンが出るのでまた元気が出る"と言う風な文章があった。彼も多病持ちで腰や肩やが痛いとよく書いていた。彼が他界してから30年くらいになるかな、今になって「あーそう言うことだったんだ」と理解できる。開高健も死ぬ少し前にあちこちの疼痛を訴えながらアマゾンや北米に釣り行脚に出かけていた。耽読した二人だが、今になって彼らの心境が分かるのは嬉しくもあり、嬉しくもなし、と言えますね。
ここまで来るのにしんどい、とは情けないね。彼方の山はとても、、です。

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