作家たちの晩年

 念のために調べたら吉行淳之介は70歳、開高健は59歳で他界している。私はもう充分に超えた。比較させていただくのもおこがましいが、そう言うことだ。 彼らが晩年、友人達や友情についてあまり言及したのを読んだことがない。若くして達観してたのか、そう言うことを超越してたのかも分からない。してみると、私なんぞは進行級においても現在完了形においても友情などに確信がないのは思慮が足りなかったのか、諦観に至らなかったのか、ある意味において幸せであったのかも知れない。何故なら疑うことを良しとしなかったからでは、と近年思うようななってきた、それは馬鹿とは紙一重ではあるが、、、

傘をさした身の回りに小さな土柱が沢山あった。疲れて傘を落としてしまい、少しして見てみると周りの土柱は崩れて無くなっていた、傘の下の淵あたりの土柱はまだ崩れずに残っていた。

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