B君のことを思い出す

 2、3年前にこの病院で亡くなったB君は中学、高校、大学の同窓だ。高校時代によく彼の自宅に行った、母親はいつも温めたミルクにティバッグを入れてミルクティーを作ってくれた。 
 かれは高校生の時に仲良くしていた女子生徒の家に帰宅途中に寄っていた。同じ通学路の帰宅途中だから、僕も何回か彼とその家に寄ったことがある。京都の町家のような細長い家だった。僕は少し居て帰ったが、彼は泊まったりしていたようだ、何せ、自宅からの半分以下の通学距離だから、無理も無かったと思うが、、、、、、やがて彼とは疎遠になったが、その後20数年ほど過ぎてまた少し付き合うようになったが、その後の付き合いに良い思い出はない。昨日、ドクターに彼の死因を聞いたが喉頭癌だったそうだ。「いつも喫茶室で新聞を読んでいた」とのこと、その30年近い前の付き合いの為に彼の事を話題にするのは嫌だったが、

今となっては一度くらい見舞いに来てやってもよかったが、とも思う。
 死は免罪への誘引となるのか、この病院に入院してないとこんな心境にはならなかっただろうね。
今は冥福を祈るのみだね。まあ来ても彼が喜んだかどうかだけど、、、、
死は思い出を浄化する、か、、、

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