患者となって


 天井を見上げる時間が長いから色々考えるよ。

 5日にBSで録画しておいた「イングリッシュ・ペーシェント(イギリス人の患者)」と言う映画を思い出した。レイフ・ファインズとクリスティン・スコット・トーマスの偉大なる不倫の物語、飛行機事故で顔もわからないくらいに負傷した患者ファインズ、友人の奥さんであるが愛してしまったトーマスが死に、失意のうちに事故になる。その患者の彼をイタリア戦線での逃避行について回る看護師がジュリアット・ビノシュ、彼女はこの後大スターになったね。不倫、逃避行、戦争の不条理、アラビアの砂漠、あらゆるシーンがリリシズムに溢れていた、まあ十本の映画を挙げろと言われたら間違いなく入れるね。トーマスの無駄な肉のない乳房、綺麗な喉の窪み、ナイフで削ぎ落としたようなフェイス、良かったね。退院したらビデオを観よう!


 映画の始まりは毛筆で壁に人体のようなものを描いていくシーンだ。その人体はマティスの切絵のようだった。音楽も良かったなあ!
1996年作だったかな?
彼女も年齢を重ねたはずだね。

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